Vita「アイドリッシュセブン Twelve Fantasia!」をエンディングまで1周しました

キャラゲー購入は信者のタスクなので思考することなく購入したけど想像以上にプレイがめんどくさくて時間がかかってしまった。
全体の出来としては作品が好き・キャラクターが好きな人は楽しいだろうけど、そうでなく「アイドリッシュセブンって気になるけどどんな話なんだろ~」レベルの人が初手に選ぶのは絶対にやめてほしい。スマホにアプリダウンロードorアニメ見ような!な!?
要するに位置づけとしてはファンディスク。2部と3部のストーリーをつなぐ~という触れ込みだったけど、まあつないでるようなつないでいないような。

シナリオ濃度としては、
アプリのメインシナリオ>楽曲リリース時のラビTV(ディアバタ、願いは~、ZOOLあたり)やユニットラビチャ>誕生日ラビチャ>TF(本作)>アプリ内イベスト>その他ラビチャ みたいなかんじ
中身というか史実反映度というか読むべき順というか。

配信中の3部の展開を匂わすような発言がちょいちょい見られるので、3部の配信前にこのシナリオが読めてたらもうちょっと盛り上がりはあるのかもしれないけど、もうオチまで知ってるネタもあるので、まあ、うん、そうね。という気分。
とはいってもアニメあわせの企画だったんだろうから発売時期はしょうがないですね。
シナリオとしても大きな事件やメンバー同士の関係性が変わるようなものはないので、アプリのメインシナリオのギュウギュウに情報量が詰め込まれてるものを期待してはいけない。
都志見さんはどの程度タッチしてるのかな~と思ったらご本人のツイッターで「シナリオ構成」はされているとのことだったので、今後4部とかにちょろっとTFの話が出てくることも無くもないのかもしれない。
以下箇条書きです。


<良いところ>
・シナリオパートについてはアプリゲームの仕様がそのまま移植された感じだったので、描き下ろしのスチルやテキストまわり、ボイスなどは一切不安なくいつものノリで読めた。(一部二人称に違和感があったけどそこは流した)

・ゼロアリーナ公演を目指すメインシナリオ、各地方公演ごとのシナリオ、好感度によって解放される個別シナリオとテキスト量が多い。

・メインシナリオはグループ単位の話で、メッゾ⇔りばーれ、ピタゴラ⇔トリガー、フラウェ⇔ゼロアリーナ総支配人夫婦がそれぞれ対比されてバランスとってる感じ。
りばーれ先輩のようにずっと続く2人になりたいと思ってるメッゾが付き合いたて中高生カップルみたいでかわいい。トリガーとピタゴラはワチャワチャしていた印象。フラウェは夫婦なのか…。

・地方公演ごとのシナリオはグループのくくりを超えていろんな組み合わせが見られる…ひたすら地方の名産やお祭りやなんかの話をしてるのですごい教育的な雰囲気だな…と思っていると唐突にとんでもない萌えがぶっこまれる。
メルドリ亡霊としてはまさかいまさら新規イラストが出てくると思わなかったのでこれのためにお金を払ったとしても悔いはないです。でもまだまだ成仏はしません。
私はメッゾオタクなのでそーちゃんの舌技がすごいのに反して環くんはベロチューを知らないという未成年淫行度が高まる事案や、酒のんで野球拳始めようとするそーちゃんにあわてて自分の服かぶせる環くんや上記のメルドリなどに狂うほど萌えたのですが、多分他の組み合わせでも爆発案件が多々発生しているのだと思います。TF準拠の同人誌めっちゃ読みたい!!!!!という気分になると思います。

・好感度シナリオは…マックスになると紡と対象キャラクターの2人きりで夜会話が発生するのですが…みなさん仕事の話か趣味の話か相方の話しかしてこないので、夢女に見せる夢など無ぇ!のスタイルを貫き続けるアイドリッシュセブンはすごいと思いました。一生ついていきます。
その他のレッスン時間中に解放される個別シナリオは、シナリオが用意されてる相手との2人分の好感度を上げれば見られる?のかな?たとえば環くんは、そーちゃんとのイベントと、一織とのイベントがあるので、環くんのイベントを見たい場合はそーちゃんと一織の好感度も上げる必要があるのか?(この3人が主に推しなので何も考えずに進めたら読めたのでよくわからない)それぞれ連続性があるので進行が見られてかわいい。ちなみに上記の好感度マックスの紡との夜会話イベントは1種類だけです。

・3部につながる伏線として、環くんがそーちゃんに「好きなもの教えて」と言ってたり、三月が大和に「悩んでることがあるなら話してほしい」と言ってはぐらかされるシーンなどがあります。ニヤニヤできます。

・最近のゲームでは普通なのかもしれないけど、ちゃんと回想モードが完備されている。1周して一度エンディングを見ると、メインストーリー、地方シナリオ、個別シナリオ(メンバー同士)とスチルが鑑賞可能になる。プレイ中その辺の仕様がわからなかったのでちまちま保存してセーブデータが無駄に増えた。
ただ、好感度マックスになったときの紡との夜会話だけは収納されません、なぜか、なぜだ。夢女に親でも殺されたのか。
大した長さじゃないしそんなに見返すこともないと思うのでまあいいんだけど夜会話で使われてる立ち絵がここ限定だったので少し惜しい…めちゃくちゃスクショとったけど…。


<微妙なところ>
・作業ゲーなので作業がすごい。日々地方公演のレッスンの予定を組むことになりますが、毎日カード選んでメンバー選んでポチポチボタン押すだけで1日終了、というのを1周で200回くらい繰り返す。みつめてナイトとかときめきメモリアルとかパラメーター調整してイベント回収してく古のあれだ。何時代なんだ。とにかくこの作業に耐えないとシナリオが読めない。マジでつらい。アイナナじゃなかったら秒で投げてる。
スマホのポチゲーとかこんな感じなのかもしれないがオート機能もない。そもそもポチゲー続かない方の人類なのでめちゃくちゃがんばって耐えた。○ボタン連打で進めるとカードバトルをスルーしてしまうので、Rボタンでスキップするのがかろうじて気持ち若干効率的なのでかろうじておすすめです。

・土地ごとに人気のアイドルが決まっており、選抜に入れることでパラメーターの数値アップが見込めるが、それと公演後のイベントで登場するメンバーが一致していないのでどこの地を開拓したらいいのかわかりにくい。
47都道府県もあって1周で全土地を回るのはスケジュール的に不可能、上記のように作業パートが非常にめんどくさいので、せめてそのくらいの優しさはほしかった。

・メインシナリオの終わり方があっけない。
個別や地方イベントで萌えを回収するのが主な楽しみ方だと思うのでこれ言ったらおしまいなのかもしれないが、エンディングはおそらく3つのみ(アイナナ、トリガー、りばーれ)。個別エンディング12個くれとはさすがに言わないけど大変大味で笑った。
私はアイドリッシュセブン推しでアイナナエンディングを見たのでもういいや…という気持ちになりました。多分他ルートでも最後以外シナリオに変化も無さそう。

・最終公演でトリを務めたグループが新曲披露、トリを務められなかったら新曲はお蔵入り、という設定は必要だったのか…?アイナナエンドだと他2グループの曲はお蔵入りしているわけで微妙に後味が悪い。あとそれに付随する仕事がパーになる描写もある。曲は曲で仕事は仕事で公演に関係なく出せばよくない…?
ネタバレになるけどアイドリッシュセブンがトリを務めた際の新曲がWiSH VOYAGEだったので、トリガーはおそらくHeavenly Visiter、りばーれはアニメ関連で新曲がないのでりばーれだけ書き下ろし新曲があったんだろうな。
アイナナ・トリガーのツアー衣装がアニメのキービジュと同じものなのも納得。

・ライブで選曲できるのが4曲しかない(やべえ)。地方公演の分だけライブもプレイせねばならないというのに延々と4曲ローテ。
アイナナ/MONSTER GENERATiON、トリガー/SECRET NIGHT、りばーれ/SILVER SKY、メッゾ/恋のかけら が選択肢のすべてです。スターランク(?)が上がったら曲が増えるかと思ったが微塵もそんなことはなかった。
このチョイスで何故メッゾが入ってるのか、何故恋かけなのかわからないが恋かけは最高なのでありがとう。
最終公演のみWiSH VOYAGEをプレイできたけど恒常では選べない。つらい。早期購入特典の12人で歌う新曲というやつはどうやって出すのか不明なんだけど万遍なく3グループを育てなければならないのだろうか…めん…


総評としては完全にファンアイテムなので、本編を遊んだりアニメを見たりしてアイナナ大好きになった人が遊びましょうという作り。
シナリオも読まなくても今後の展開に影響無さそうだし、(コナンとかドラえもんの劇場版みたいなかんじ)でもタイトルが好きならなかなか結構な萌えと燃料は得られます。

ゲームソフトとしてみるとコスパはあまりよくないけど、ガシャ回して見られるラビチャやラビTVと同列に考えると、スチルもあるしフルボイスだし安すぎてお釣りで豪遊できるレベル。通常版の定価で33連くらいのお値段。
ソシャゲ単価に毒されてるなーとも思うけど、いかに自分が価値を見出すかというのはどのジャンルにいてもなんの買い物でも同じなので、それはそれかな。もともとギャルゲーとか乙女ゲーのファンディスクというものがこういう濃度のものではある。
アプリのメインシナリオにこそ金払わせてほしいのにあっちは無料だから世の中わけがわからない。